経理職に人気の転職エージェントおすすめ17社徹底比較|選び方・転職成功ポイントを解説

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本記事は、転職エージェント公式サービス(リクルート・マイナビ・ビズリーチ等)の広告リンクを含みます。

ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

経理としてさらにキャリアアップ・スキルアップを目指した転職したい場合に、どの転職エージェントに登録しようか迷われている方も多いのではないでしょうか。

大手・有名なエージェント、『リクルートエージェント』や『マイナビエージェント』には多数の経理求人が集まっており、いったんは有名どころに登録しようと考えている方が大半かと思いますが、選択肢のひとつに加えて頂きたいのが。経理特化型やバックオフィス特化型の転職エージェント利用です。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
ジャスネットキャリア1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有
SYNCA(WARCエージェント)管理部門特化型の転職サイトです。企業に直接応募する求人とキャリアアドバイザーのサポートを受けて応募する求人がある。
経理エージェント経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富なエージェントが在籍。
JACリクルートメントハイキャリア層向けの転職エージェント。将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。
Hupro(ヒュープロ)士業・管理部門特化型の転職エージェントです。スピード内定が売りのエージェントなので、できるだけ早期に転職を決めたい方に向いています。
経理転職ナビ常に鮮度の高い情報を探せるため、どんな求人があるのか知りたい方は利用してみましょう。
BEET-DIRECT経理・管理部門特化のスカウトサイト。ハイクラス求人が多く、ヘッドハンターからスカウトが届く。
type転職エージェント転職アドバイスで高い評価を得ている総合型の転職エージェントです。25年以上にもわたり人材業界で実績を積んできたエージェントなので転職ノウハウが豊富。
AMBI若手ハイキャリアに特化したスカウト型転職サイトです。一般企業以外にも中央省庁やスポーツ団体、成長著しいベンチャー企業など若手人材の目を引く多彩な求人。
doda大手総合型の転職サイトです。転職サポートを受けながら応募することも、スカウトを待って自分で応募することもできます。
パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。

特に経理専門職の転職には具体的な指標が必要で、コンサルタントからのアドバイスは重要な「道しるべ」になり、企業の内情や目指すところを把握している転職エージェントに登録することとは、転職成功のカギといっても過言ではありません。

「転職に適した時期」「転職するために必要なスキル」といった貴重なアドバイスを貰えるので、良い転職エージェントを選べば、あなたに合ったおすすめの企業を紹介してくれます。

本記事では、経理職におすすめの転職エージェントと、経理職の転職成功ポイント、必要なスキルなどを紹介します。

目次
EXE
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上場企業等での社外役員経験や非常勤監査役経験を持つ専門家をご紹介。社外役員兼務社数4社以下、経験年数10年以上、女性社外役員など、700名以上のプロフェッショナルとマッチングが可能です。

経理経験者に強い転職エージェントおすすめ10社を比較|スキルアップするなら選ぶべきサービス

経理への転職には転職エージェントを利用することが一番の近道です。転職エージェントは、原則『経験者』が更なるスキルアップや、これからのキャリアステップを考える時、転職という選択肢に最適なサービスです。

ここでは、経理・財務経験者におすすめの、専門職向け転職エージェントを10社紹介します。

BEET-AGENT|経理財務・管理部門特化の転職サービス

公式サイト:https://beet-agent.com/

BEET-AGNETは、経理・財務を中心に、管理部門の転職に強い転職エージェントです。比較的最近リリースされたサービスですが、求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。

管理部門を扱う関係上、原則すべての求人が非公開案件になっており、実際の求人紹介を受けるには無料登録が必要です。担当エージェントか経理・財務の求人事情に詳しいので、会社の内情や市場情報なども聞くことができておすすめです。

公式サイト:https://beet-agent.com/

BEET-DIRECT|経理職・管理部門特化のスカウトサイト

BEET-DIRECT

BEET-DIRECTは経理財務を含む、管理部門の転職に特化したスカウト型転職サイトです。ハイクラス求人を多数保有し、大手企業やIPO準備中(+SO)などをラインナップに加えたマッチングサービスです。経理や関連する職種を経歴に登録しておくと、エージェントからスカウトが届きます。

経理の求人、非公開求人もたくさんあるので、無料登録だけでも済ませておくことをおすすめします。ただ、職務経歴書が未入力だと全くスカウトが来ませんので、

  1. 職務経歴書をなるべく詳しく書く
  2. スキルを出来る限り多く書く
  3. 転職希望までしっかり整理して記載する

ことが重要です。あくまでも正直な内容を書き、嘘をつかないようにしましょう。

  1. 年収8000万円以上のハイクラス求人が3分の2
  2. ヘッドハンターから連絡をもらえる
  3. 外資系や国内大手など厳選された企業が登録してい

公式サイト:https://beet-direct.com/

ハイスタ会計士|会計士から企業の経理に転職するならおすすめ

ハイスタ会計士

ハイスタ会計士は、公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェントです。公認会計士向けの転職サービスですが、企業での経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっています。

そのため、経理経験・財務経験が3年以上あり、キャリアアップしたい方にはおすすめの転職エージェントと言えます。

公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/

MS-JAPAN

MS Agent

MS-JAPANは、経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェントです。30年の実績と転職決定率No1を誇り、担当エージェントによる手厚いサポートを受けることができます。

公開されている経理職の求人だけで、1,800件以上、さらに非公開求人が全体の90%を占めます。管理部門特化のエージェントだけに担当も経理に詳しいので、会社の内情や市場情報なども聞くことができておすすめです。

ほぼ未経験の状態から経理職へ転職した事例もあります。経理職への転職を希望するなら登録するべきエージェントです。

  • 経理を含む管理部門特化型の転職エージェント転職決定率No1
  • 30年の歴史でのべ26,000人以上の転職実績
  • 無料転職セミナーに参加可能

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

ジャスネットキャリア

ジャスネットキャリア

ジャスネットキャリアは経理や会計の分野に特化した転職エージェントです。1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有しています。

抱えている募集案件の99%が非公開求人です。

経理・財務分野に特化した転職エージェントが担当につき、応募者の希望や条件を詳しくヒアリングして企業を紹介してくれ、未経験者の転職もサポートしてくれます。

  1. 会計、税務、経理・財務分野に特化した転職エージェント
  2. 取引企業は国内上場企業、税理士法人、コンサルティング会社、外資系など多数
  3. 未経験から経理への転職実績あり

URL:https://career.jusnet.co.jp/

経理エージェント

経理エージェント

「経理エージェント」は経理に特化した転職エージェントです。経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富な経理に特化したエージェントが、あなたに合ったおすすめの求人を紹介。

上場企業への転職や、年収が100万円アップした転職事例もあります。

公開求人案件は160件ほどと少ないものの、非公開案件が9割を占めるので優良求人に出会う可能性も高まるでしょう。

数の少なさはネックですが、裏を返せば経理希望者をピンポイントで求めているという事なので、マッチング率も高まります。経験者はもちろん未経験向けの求人もあるので、一度は登録してみるのがおすすめです。

  1. 完全経理特化型エージェント
  2. 経理専門のベテラン・エージェントが担当
  3. 年収100万円アップ・上場企業への転職実例もあり

公式サイト:https://keiri-agent.com/

JACリクルートメント|海外・外資系思考向け・ハイクラスエージェント

JACリクルートメント

JACリクルートメントは外資系企業に強い転職エージェントです。ハイキャリア層向けの転職エージェントのため、経理未経験者向きではありません。

外資系企業への転職には日本国内での経理経験が必要で、即戦力としての採用が前提だからです。

また会計基準が日本と海外では違うのも理由です。とはいえ、担当に現状や今後の方向性を確認できますので、将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。ハイクラス層に求められるスキルは何かを把握できるので、今後のキャリアアップを狙う方に向いています。

  1. 外資・グローバル企業に強い転職エージェント
  2. 高収入・ハイキャリア求人が多い
  3. 英文レジュメ添削のアドバイスなど

URL:https://www.jac-recruitment.jp/

SYNCA(WARCエージェント)

SYNCA(シンカ)は、経理、人事、総務、財務、法務など、管理部門・バックオフィスの転職支援に特化したサービスです。アカウントを登録すると、企業から直接スカウトが届くようになります。スカウトを受ける場合は「承諾」、興味がない場合は「見送り」を選択することで、簡単に企業に意思表示できるのも便利なポイントです。

  1. 管理部門・バックオフィス系の転職に特化
  2. 選考前に企業から話を聞けるカジュアル面談
  3. 企業から直接スカウトを受けられる

また、求人に応募すると、採用担当者に職務経歴書を閲覧してもらえ、よりマッチ度の高い求人のスカウトにつながる可能性があります。各求人票には「応募する」のほかに「話を聞きたい」ボタンがあり、選考に進む前に企業の担当者から詳しい説明を聞くことも可能です。

公式サイト:https://synca.net/

REXアドバイザーズ

レックスアドバイザーズ

会計業界で豊富な実績を持つREXアドバイザーズ。転職サポートの充実や、利用時の転職成功率でも利用者から高評価を受けております。

30~50代の経験が豊富な方の紹介を得意としておりますが、20代でキャリアアップを目指す有資格者の利用者も多いです。求人紹介、キャリアカウンセリングはもちろん無料なため、情報収集も兼ねて一度登録してみることをおすすめします。

公式サイト:https://www.career-adv.jp/

経理転職ナビ

経理転職ナビは、経理や財務の転職もしくはこれらのスキルを活かした転職に特化した転職サイトです。会計士やCFOなど、経理の知見を活かしたより専門性の高い求人も豊富に取り扱っています。

無料転職サービスを活用すれば、非公開求人のなかからマッチした求人を紹介してもらえます。経理転職ナビは非公開求人が全体の70~90%程度を占めており、無料転職サービスを利用することでより魅力的な求人と出会える可能性が大きく広がります。

  • 経理や財務専門の転職サイトで、会計士やCFOなどハイレイヤー求人も取り扱う
  • 掲載求人数は1,865件だが、非公開求人が多数(2022年3月19日時点)

公式サイト:https://keiri-navi.workport.co.jp/

【経理・財務未経験向け】これから目指す方むけの転職エージェント7社比較

次に、現在は経理未経験だけど、次にキャリアに経理を選択したい方向けの転職エージェントを10社ご紹介します。

リクルートエージェント|転職支援満足度No1

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、転職支援満足度No1です。担当エージェントが面接指導から自己PRの添削まで全てサポートするので、転職に自信のない人でも自分の強みを見つけて挑戦出来るようになります。

公開求人だけで7,000件以上、非公開求人に関しては10万件もの取扱いがあります。

この数は業界最大級なので、経理希望の方も、自分に合った思わぬ職業に出会える可能性があります。とにかく多くの求人を見て、そこから選びたいという方におすすめ。

  1. 業界最大級の求人取扱い数、さまざまな業界に対応している
  2. 書類作成、面接対策など担当の支援が手厚い
  3. 経理未経験からでも応募可能な求人多数

公式サイト:https://www.r-agent.com/

doda|顧客満足度NO.1

doda

圧倒的な求人数を誇るdodaでは、1000件以上の経理・財務求人が保有されています。完全土日休みや年収1,000万円超など、幅広い条件のコンサルタント求人に出会えるでしょう。

dodaで特徴的なのは、エージェントを介した応募だけでなく、掲載求人によっては企業に直接応募できる点です。同じサイト内で異なる転職活動の進め方ができるため、複数のサイトに登録する手間が省けるのは魅力といえます。

また、登録情報をもとに、企業から直接オファーが届くスカウトサービスも利用可能です。

公式サイト:https://doda.jp/

マイナビエージェント

マイナビエージェント

経理特化ではありませんが、幅広い業界・職種を扱う総合型の転職エージェントで、20代や30代を中心とした若手からの評判が良く、2023年のオリコン顧客満足度調査でも転職エージェントとして満足度総合No.1の評価を受けています。

新卒の就職支援で国内最大級の実績があるマイナビが運営する転職エージェントなので、特に若手人材に強みがあることと、初めて転職する方に対しても丁寧なサポートを心がけており、少しでもスムーズに転職できるように協力してくれます。

特に、応募書類の添削や面接対応などは、初めて転職をする方にとって非常に心強いサポートになるでしょう。

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナキャリアは、人材派遣会社大手のパソナが運営する、20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。

カウンセリングによって求職者のニーズを適切につかんで、その人を必要とする企業と交渉してマッチングさせることができます。

パソナキャリア株式会社の人材派遣領域でつながりのある企業との非公開求人が多いのも特徴。求人数はリクルートエージェントとdodaに次ぐ業界3位の規模を誇ります。経理の求人数は250件ほどですが、非公開求人は全体の8割を占めます。

定期的に経理をはじめとする職種別のセミナーが開催されており、そこで転職のアドバイスを受けることも可能です。

公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

Hupro(ヒュープロ)

ヒュープロ

ヒュープロは、士業・管理部門に強い転職エージェントです。とりわけ税理士・公認会計士・経理・財務の転職支援を得意としています。税理士・会計業界専門の求人サイトのなかで、公開求人数が特に多いため、応募先の幅を広げるために登録してみるとよいでしょう。

士業系事務所はもちろんのこと、IPO準備中企業の有資格者求人など、幅広い求人を取り扱っています。

公式サイト:https://hupro-job.com/

type転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。経理求人も扱っており、『日商簿記3級』『社会人経験2年以上』という比較的ハードルの低い求人の紹介も可能です。

type転職エージェントでは、20代で初めての転職を目指す方や、女性、離職中の方向けなど、さまざまな転職相談会やセミナーが無料で毎週実施されています。キャリアアドバイザーへの個別相談も可能です。

専任のキャリアアドバイザーによるキャリアコンサルティングが評判で、「安心して転職活動を進めることができた」「丁寧に接してくれた」と好評です。

公式サイト:https://type.career-agent.jp/

AMBI

AMBI

エン・ジャパンが運営する、若手ハイクラス層向けのスカウトサイト。企業・ヘッドハンターから「合格可能性」が届くため、自分の市場価値が分かります。まさに成長途上の若手ハイキャリアのためのサービスです。

  1. 人材大手エン・ジャパン運営で安心
  2. 若手ハイキャリア特化型
  3. 興味がある求人から「合格可能性」が届く

スカウトは、自分で「興味あり」を送った求人から届きます。あらかじめ選定した企業のなかからスカウトが届くため、志望度も合格可能性も高い状態で選考に臨むことができます。

公式サイト:https://en-ambi.com/

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
ジャスネットキャリア1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有
SYNCA(WARCエージェント)管理部門特化型の転職サイトです。企業に直接応募する求人とキャリアアドバイザーのサポートを受けて応募する求人がある。
経理エージェント経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富なエージェントが在籍。
JACリクルートメントハイキャリア層向けの転職エージェント。将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。
Hupro(ヒュープロ)士業・管理部門特化型の転職エージェントです。スピード内定が売りのエージェントなので、できるだけ早期に転職を決めたい方に向いています。
経理転職ナビ常に鮮度の高い情報を探せるため、どんな求人があるのか知りたい方は利用してみましょう。
BEET-DIRECT経理・管理部門特化のスカウトサイト。ハイクラス求人が多く、ヘッドハンターからスカウトが届く。
type転職エージェント転職アドバイスで高い評価を得ている総合型の転職エージェントです。25年以上にもわたり人材業界で実績を積んできたエージェントなので転職ノウハウが豊富。
AMBI若手ハイキャリアに特化したスカウト型転職サイトです。一般企業以外にも中央省庁やスポーツ団体、成長著しいベンチャー企業など若手人材の目を引く多彩な求人。
doda大手総合型の転職サイトです。転職サポートを受けながら応募することも、スカウトを待って自分で応募することもできます。
パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。

経理職の転職に強い転職サイト・エージェントの選び方と5つの比較ポイント

経理の人が転職する場合には、転職エージェントを利用することをすすめます。登録には年収や経験、TOEICのスコアなどいくつか条件がありますが、裏を返せばスキルがある人にしかできない求人ばかり揃っていることになります。

ただ、転職エージェントはたくさんあって、それぞれの強みが異なります。経理の転職に強いエージェントを見つけるには、経理分野の専門性、担当者の丁寧さ、サポートの手厚さの3つを確かめてみてください。

経理職への専門性を有していること

大手の転職エージェントを利用するのも手堅い選択肢です。しかし、大手にこだわらなくても経理専門の転職エージェントを利用すると、よりよい条件の求人にたどり着けるかもしれません

経理の仕事は専門性が高いため、経理の転職事情や業務内容に対する理解が深いアドバイザーを選ぶことが大切です。

理解度を判断するには、経理に特化した求人情報やノウハウを持っているかどうか、求職者のスキルや経験を適正に評価してくれるかどうかといった点をチェックしましょう。

これらのポイントを満たすエージェントは経理の転職市場に精通しており、自分に合った求人を紹介してくれる可能性が高いです。また、経理の仕事に対するモチベーションや志向性を把握し、適切なアドバイスやサポートをしてくれるでしょう。

経理求人の数と質

まずチェックするべきは経理求人の数と質です。経理求人は安定してありますが、自分のスキルやキャリアに合ったものは限られています。

そこで、転職エージェントのサービスやネットワークを活用して自分にぴったりの求人を見つけることが重要です。

ポイントは求人の質を見極めることです。多数の求人情報が欲しい人は求人の数が多いエージェントを選ぶ方法がありますが、数が多いだけで質がよくなければ意味がありません。給与や条件面だけでなく業務内容や転職後のキャリアパスなども判断し、求人の質を見極めましょう。

キャリアアドバイザーの対応が丁寧

転職はただでさえエネルギーを使います。キャリアアドバイザーが頼りなかったり、高圧的だったりするとさらに気力が削がれます。無駄な体力は使うべきではありません。

もし合わないな、と感じるようであれば、キャリアアドバイザーやエージェントを思い切って変えるのも悪くありません。最初は質と相性のよいキャリアアドバイザーを見つけることを目標に活動してみてはいかがでしょうか。

手厚いサポートを受けられる

転職エージェントに登録すると、転職に関するさまざまなサポートを無料で受けられます。例えばキャリア相談、面接対策、職務経歴書の添削、給与の交渉、求人紹介などのサービスを受けられます。

特に転職経験が少ない方はエージェントの力を借りたほうがよい条件で仕事につきやすいでしょう。ただしエージェントの質はバラバラなので、見極めが必要です。

実際に使ってみるのが一番よいのですが、キャリアカウンセリングを受けてそのときの手応えで決めるのもよいでしょう。

経理を求める企業とのパイプ

経理のスキルや経験は業界や企業によって求められるレベルが異なるため、転職するときには自分に合った企業を見つけることが難しい場合があります。

そこで、転職エージェントを選ぶときのポイントのひとつとして経理を求める企業とのパイプがあるかどうかをチェックしましょう。

経理を求める多くの企業とのパイプがあるエージェントであれば、人材ニーズや採用動向を詳細に把握しています。求職者のスキルやキャリアプランに応じて最適な企業を紹介してくれる可能性が高いでしょう。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
ジャスネットキャリア1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有
SYNCA(WARCエージェント)管理部門特化型の転職サイトです。企業に直接応募する求人とキャリアアドバイザーのサポートを受けて応募する求人がある。
経理エージェント経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富なエージェントが在籍。
JACリクルートメントハイキャリア層向けの転職エージェント。将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。
Hupro(ヒュープロ)士業・管理部門特化型の転職エージェントです。スピード内定が売りのエージェントなので、できるだけ早期に転職を決めたい方に向いています。
経理転職ナビ常に鮮度の高い情報を探せるため、どんな求人があるのか知りたい方は利用してみましょう。
BEET-DIRECT経理・管理部門特化のスカウトサイト。ハイクラス求人が多く、ヘッドハンターからスカウトが届く。
type転職エージェント転職アドバイスで高い評価を得ている総合型の転職エージェントです。25年以上にもわたり人材業界で実績を積んできたエージェントなので転職ノウハウが豊富。
AMBI若手ハイキャリアに特化したスカウト型転職サイトです。一般企業以外にも中央省庁やスポーツ団体、成長著しいベンチャー企業など若手人材の目を引く多彩な求人。
doda大手総合型の転職サイトです。転職サポートを受けながら応募することも、スカウトを待って自分で応募することもできます。
パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。

経理の転職に特化型の転職エージェントを使う7つのメリット

経理に就職したい方は、特に経理特化や経理に強い転職エージェントの利用をおすすめします。

経理特有の悩みや問題点を共有できるからです。こちらでは経理に強い転職エージェントを使うメリットを紹介します。

非公開求人に応募できる

転職エージェントでは、転職サイトでは出ることのない非公開案件と出会えます。

転職エージェントには「ライバル企業に知られたくない求人」や「欠員による急募」などの案件が集まります。そのため、転職サイトだけに登録していると機会損失をする恐れがあるのです。また、条件が良い求人が多いのも非公開求人の特徴ですので、ぜひ転職エージェントには登録しておきましょう。

キャリアプランの相談に乗ってもらえる

メリットのひとつは、キャリアプランの相談に乗ってもらえることです。経理としてのキャリアの方向性や将来性について不安に感じたときに、転職エージェントは経理の市場動向や求人情報をもとに、求職者に合ったキャリアプランを提案してくれます。また、キャリアカウンセリングを通じて求職者の強みや弱みを客観的に分析し、スキルアップやキャリアチェンジの方法をアドバイスしてくれることもあります。

経理の転職市場や成功ポイントがわかる

特に未経験職種への転職には具体的な指標が必要であって、転職エージェントからのアドバイスは重要な「道しるべ」になります。未経験から経理職に転職する際に最も重要なことは転職エージェントに登録することと言っても過言ではありません。

そして特に大事な「転職に適した時期」「転職するために必要なスキル」といった貴重なアドバイスを貰えるので、積極的に転職エージェントを利用しましょう。

経理に詳しい担当によるアドバイスを受けることができる

転職エージェントの一番のメリットは担当のアドバイザーがつくことです。転職未経験の方にとって一人で転職活動をすることは不安が多いはず。転職エージェントなら面接対策や自己PRの添削などをサポートしてくれ、エージェントによっては退職交渉の代行をしてくれることもあります。

就職先が決まったときは、自分の代わりに年収交渉を代行してくれるのも大きなメリットです。

特に、経理経験者の担当の場合は、経理の事情を理解してくれます。「成長しているのか分からない」「仕事の成果がみえにくい」と言った経理特有の悩みを共有できるのは大きな強みです。

未経験者が経理へ転職を希望する際も、「売掛金の管理」「試算表の作成」など経理の業務内容に精通している担当だと応募者の状況に合わせた求人を紹介してくれます。これによって、転職の際のミスマッチを減らすことにもなります。

応募先とのやり取りを代行してくれるから転職活動が効率化する

転職活動は履歴書や職務経歴書の作成、面接の日程調整、条件交渉など多くの手間がかかります。

しかし、転職エージェントに依頼すれば、これらの作業をプロのコンサルタントがサポートしたり代わりに行ってくれたりします。これにより、転職活動にかかる時間や労力を大幅に削減でき、転職活動をよりスムーズかつ効率的に進めることができます。

企業の情報を教えてもらえる

経理に強い転職エージェントの利用で有利なポイントは、企業の情報を知っていることです。

  1. この会社は穏やかな雰囲気
  2. 少しピリピリしているけれど人事評価が適切

と言ったことが、相手方経理とのパイプを持っているので分かることがあります。転職後に思った転職と違ったという失敗をする心配も減らせるでしょう。

応募書類の添削や面接対策で選考通過率がアップする

転職エージェントは求職者の経歴やスキルを最大限にアピールできるように、履歴書や職務経歴書の添削を行ってくれます。

面接では、企業の求める人物像や質問内容に合わせて、具体的な回答例やアドバイスを提供してくれます。これらのサポートにより、求職者は自信を持って面接に臨むことができ、選考通過率が高まるでしょう。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
ジャスネットキャリア1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有
SYNCA(WARCエージェント)管理部門特化型の転職サイトです。企業に直接応募する求人とキャリアアドバイザーのサポートを受けて応募する求人がある。
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経理の転職で転職エージェントを使うデメリットもある

転職活動全体を通じてさまざまなサポートを受けられる転職エージェントですが、人によってはデメリットになってしまうことがあります。

エージェントとのやり取りが発生する

転職エージェントは求職者のスキルや希望条件を把握して適切な求人を紹介してくれますが、そのためには定期的なコミュニケーションが必要になります。エージェントとのやり取りは電話やメール、面談などさまざまな形で行われますが、いずれも時間や手間がかかります。また、エージェントとの関係がうまくいかない場合は、ストレスや不信感を感じる可能性もあります。

マイペースに転職活動を進められない

転職エージェントは複数の求職者と同時にやりとりしているため、自分のペースに合わせて対応してくれるとは限りません。連絡を欲しい時間帯には連絡がなく、忙しくて対応が難しい時間帯に連絡がくるといったこともあるでしょう。

また、じっくり検討してから応募するかを決めたいのに、担当者によっては早く決断を迫ることもあります。転職活動をマイペースに進められないことでストレスや不安が増す可能性があるでしょう。

紹介された求人にしか応募できない

転職エージェントを使った場合、応募できるのは紹介された求人のみです。たとえば自分のスキルや経験では通常は応募できないレベルの求人にチャレンジしたい場合、自己応募であれば応募するのは自由ですが、エージェント経由で応募するのは難しくなります。

これはエージェントが求職者にマッチする求人、つまり、ある程度採用可能性が高い求人を紹介しているためです。しかし、自分のアピールに自信がある方などは、物足りない印象を受けるかもしれません。

希望と異なる求人を勧められる場合がある

転職エージェントを使うと、希望と異なる求人を勧められる場合があります。これは、転職エージェントが自社の契約企業の求人を優先的に紹介するためです。

通常、転職エージェントを利用する際に求職者側に料金はかからず、エージェントは契約企業から成功報酬を受け取るというビジネスモデルです。

そのため求職者よりも契約企業の希望が優先されてしまうケースが少なくありません。また、エージェントと求職者の意思疎通がうまくいっていない場合、エージェントが適切な求人を見つけることが難しい場合もあります。

転職エージェントが向かない人は転職サイトで探すのも手

上記のようなデメリットから、転職エージェントには向かない方もいるはずです。

その場合は転職サイトを使って転職活動を進めるのも方法です。転職サイトではエージェントとのやり取りはなく、自分で求人を探して自己応募できるため、マイペースに活動を進められます。またエージェントからの紹介は受けられない求人に応募することも可能です。

経理の転職エージェント徹底活用法!効果を最大化するには?

ここからは転職エージェントの活用法を解説します。前章で紹介した選び方のポイントに加え、以下の点を意識することでエージェントの利用効果を最大化できます。

複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントは最初からひとつに絞る必要はありません。複数の転職エージェントに登録しましょう。

複数の転職エージェントに登録することで求人情報の幅が広がります。ひとつの転職エージェントでは紹介できない非公開求人や独占求人にもアクセスできる可能性が高まります。また、複数の転職エージェントからアドバイスやフィードバックをもらうことで、自分の市場価値や交渉力を正しく評価できます。

さらに自分に合った転職エージェントを見つけやすくなります。複数の転職エージェントとやり取りすることで自分と相性のよい転職エージェントを見極めることができます。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
JACリクルートメントハイキャリア層向けの転職エージェント。将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。

経理・管理部門特化型から1社は選ぶ

転職エージェントを複数登録するときは、経理・管理部門特化型のエージェントの中から少なくとも1社は選ぶようにしましょう。

経理特化型のエージェントは経理の専門知識や市場動向に精通しており、求職者のキャリアやスキルに合った求人を紹介してくれます

その専門性を活かしたアドバイスや面接対策なども行ってくれるので、選考通過率も高く、転職活動をスムーズに進めることができます。

また一般的な転職エージェントよりも経理の求人数が多く、幅広い業界や規模の企業と提携しています。そのため、求職者の希望や条件に合った求人を見つけやすくなります。

担当者と定期的に連絡をとり、転職意欲をアピールする

転職エージェントとは定期的に連絡をとることが大切です。連絡する際には転職活動の進捗や転職先に対する希望や不安などを伝えましょう。

これにより担当者は求職者の転職意欲を感じとるため、ほかの求職者よりも優先的に求人を紹介してもらえるなど、より適切なサービスを提供してくれます。

担当者に嘘やごまかしをせず、現状と希望を明確に伝える

転職エージェントを最大限に活用するには、担当者に嘘やごまかしをしないことも大切です。

現状と希望を明確に伝えることで、自分に合った求人や企業を紹介してもらえる可能性が高まります。反対に嘘やごまかしをすると、担当者の信頼を失ったり、不適切な求人や企業に紹介されたりするリスクがあります。

経理としてのスキルや経験を正確に伝えるとともに転職の理由や動機、希望する年収や勤務条件を明確に伝えることが大切です。

転職エージェントに任せきりにしないで積極的に情報収集する

経理の転職を成功させるためには、転職エージェントに頼るだけでは不十分です。転職エージェントはあくまでサポーターであり、転職活動の主体は求職者自身です。

転職エージェントからのアドバイスや紹介を受けた求人が必ずしも最適解とは限らないため、転職エージェントに任せきりにしないで、自分でも積極的に情報収集することが重要です。

経理としてのスキル以外にも転職が評価されるポイント

経理に転職する前にどんなスキルが必要か分かれば、事前に準備ができます。

実は経理知識以外にも意外な能力が必要です。こちらでは、経理に求められる資格とおすすめのスキルを紹介します。

コミュニケーション能力や調整力

どの職種でもコミュニケーション能力はある程度求められますが、経理も例外ではありません。経理はパソコンに向かってする仕事と思われがちですが、業務を遂行するにあたってコミュニケーション能力や調整力も重要です。

上司への報告や、経費を提出する営業社員に内訳を確認する場面、そして社内外の人と折衝や調整が必要になる場面などもあります。

経理は会社の資金を管理するという極めて重要な業務を中立的な立場で行う必要があります。

  1. 無駄な経費が使われていないか
  2. 授業員が不正に資金を利用していないか

という点を把握し、場合によっては経営陣にアドバイスをする必要もあるのです。もちろん経理業務を行う上での本質的なスキルではないですが、サラリーマンとして最低限のコミュニケーション力はあるに越したことはありません。

コツコツと取り組む姿勢

経理の作業は地道なものが多いです。伝票の入力や現預金管理などルーチンワークが日課なので変化があまりない毎日になりがちです。経理は毎日同じ作業をしても苦痛ではない方や、日常のふとした楽しみを見つけることができる方に向いています。

謙虚さ

未経験からスタートした場合は、特に実務については特に何も分からないわけですから先輩に素直にアドバイスを求める謙虚な姿勢が求められます。経理は税法の改正や会計基準の変化に対応する必要があります。

専門知識を求められる職人的な職種であり、経験値が重要です。いち早く成長し、経理業界の多様な変化についていくためにも欠かせません。この能力に関しては心がけ次第で変えることができるので、ぜひ気をつけてください。

諦めないマインド

経理職は専門知識の塊です。もし未経験から仕事を始めるなら、最初のうちはかなり苦労するでしょう。法律の知識も然りですが、会計入力や現金の管理も経験が浅いうちは難しく感じます。

経理はルーチンワークが多いので経験を積めば慣れてきますが、専門性の高さは自分の努力次第でしか補えません。そのためにも継続は唯一成功への道なので、諦めずに努力するマインドが大切です。

簿記・FASS検定・TOEICも有効

簿記は3級から1級までありますが、1級は専門性を証明する客観的な資格としては最高峰といえます。保有しているだけで書類通過率は格段にあがりますので、余裕があればチャレンジしましょう。

また、経理の転職で評価されやすい資格としては、日商簿記検定やFASS検定があります。

公認会計士や税理士などの国家資格は高く評価されるでしょう。またパソコンスキルの証明としてMOS、英語力の証明として英検やTOEICのスコアなどもアピールになります。

マネジメント経験

マネジメント経験がある経理人材は高い評価を受けられる可能性があるため、より高いポジションや待遇を狙うことができます。

マネジメント経験をアピールするには実績や成果を示すことが大切です。

たとえば部下の業務を効率的に指導してチームワークを促進したプロジェクトについて述べたり、他部門や上層部とのコミュニケーションをスムーズに行った経験について示したりといったことが考えられます。

英語力

経理の仕事では、国際的な取引や会計基準の適用など、英語力が必要な場面が多くあります。

英語力があれば、海外の顧客やパートナーと円滑にコミュニケーションができるだけでなく、最新の情報や知識をキャッチアップすることもできます。

また英語力はグローバルな視点を持ち、柔軟に対応できる能力の証明にもなります。転職で英語力をアピールするには、英語での業務経験や成果、英語での自己紹介や志望動機などを準備しておくとよいでしょう。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
ジャスネットキャリア1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有
SYNCA(WARCエージェント)管理部門特化型の転職サイトです。企業に直接応募する求人とキャリアアドバイザーのサポートを受けて応募する求人がある。
経理エージェント経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富なエージェントが在籍。
JACリクルートメントハイキャリア層向けの転職エージェント。将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。
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経理転職ナビ常に鮮度の高い情報を探せるため、どんな求人があるのか知りたい方は利用してみましょう。
BEET-DIRECT経理・管理部門特化のスカウトサイト。ハイクラス求人が多く、ヘッドハンターからスカウトが届く。
type転職エージェント転職アドバイスで高い評価を得ている総合型の転職エージェントです。25年以上にもわたり人材業界で実績を積んできたエージェントなので転職ノウハウが豊富。
AMBI若手ハイキャリアに特化したスカウト型転職サイトです。一般企業以外にも中央省庁やスポーツ団体、成長著しいベンチャー企業など若手人材の目を引く多彩な求人。
doda大手総合型の転職サイトです。転職サポートを受けながら応募することも、スカウトを待って自分で応募することもできます。
パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。

経理職が転職活動を始めるのにおすすめのタイミングは?

国税庁の決算月別法人の表からもわかる通り、日本には3月決算の企業が多いので、繁忙期を終えた4月に即戦力として入社してもらうことを前提に採用活動を行う企業が多いです。

表:(3)決算月別法人数

事業年度終了月法人数利益計上法人欠損法人
事業年度数所得金額事業年度数所得金額
事業年度年1回 
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
 
180,386
554,147
198,786
220,184
249,371
206,160
242,138
294,602
115,432
71,877
248,768
94,753
2,676,604
 
51,937
189,439
57,448
67,256
76,605
59,819
67,962
87,932
32,057
20,057
75,577
25,691
811,780
百万円
1,428,686
21,315,531
669,274
983,795
1,120,536
725,554
902,996
1,430,056
459,937
480,042
2,584,685
600,293
32,701,385
 
128,449
364,708
141,338
152,928
172,766
146,341
174,176
206,670
83,375
51,820
173,191
69,062
1,864,824
百万円
-1,221,895
-9,486,553
-764,070
-1,156,763
-1,116,222
-1,004,656
-940,447
-1,858,493
-709,826
-592,101
-2,108,919
-752,802
-21,712,747
事業年度年2回以上 
2・8月
3・9月
4・10月
5・11月
6・12月
7・1月
 
2,861
5,553
2,647
3,033
5,684
3,499
23,277
 
1,007
2,274
664
758
2,028
989
7,720
 
51,394
172,508
27,249
32,321
83,186
115,385
482,043
 
4,726
8,866
4,640
5,319
9,367
6,020
38,938
 
-272,075
-542,230
-189,438
-293,277
-737,676
-426,011
-2,460,707
合計2,699,881819,50033,183,4281,903,762-24,173,454

この時は他社と差別化を図るために求職者に有利な条件が出されている場合が多いです。

  • 1月~2月募集の場合は4月入社
  • 6月~7月募集の場合は9月入社
  • 10月~11月募集の場合は1月入社

3月決算の次に8月決算と12月決算が多いので1年のうちで3回転職のタイミングがあります。それを逃しても転職はできますが、閑散期になりますので募集自体が少なくなります。

経験が浅い方や未経験の方だと、より募集が多い時期の方が難易度は低いです。1年のスケジュールを見て、入社したい企業の決算月を把握した上で転職活動をすることをおすすめします。

経理職の仕事内容

経理経験が無い方の場合は、経理が具体的にどんな仕事をしているのか分からず、入社してから想像とのギャップに後悔することもあります。

経理の仕事内容はルーチンワークがメインですが、ミスが許されない仕事です。こちらでは経理の仕事内容を解説しますので、転職活動中や入社前に予習しておきましょう。

日次業務

経理の日常業務は主に「経費の清算」「現金や預金の管理」「伝票の入力」に分けられます。経費清算は、従業員が持ってくる領収書を精査し科目ごとに分ける作業です。

経費として認められない物が混ざっていないかのチェックや「旅費交通費」「交際費」と分けて管理する必要があります。経費精算は決算月までに全て終わらせる必要があるので、領収書をなかなか持ってこない従業員に対しては提出の催促をする必要もあります。

軽視されがちな経費の入力作業は試算表に反映されるのでとても大事な仕事です。預金データや伝票の会計ソフトへの入力も並行して行い、試算表を作成していきます。

月末と月初は売掛金の入金チェックや請求書の発行で忙しくなる傾向があります。

月次業務

経理の月次業務は大きく分けて「試算表の作成」「給与の支払い」があります。仕入がある会社なら仕入先への支払いも発生します。

支払い忘れは取引先の信用を失うので絶対に忘れてはなりません。

試算表作成業務は会社のお金の動きを透明化し、対外的に信用を得るための大切な業務です。

特に借入をしている、または借入をしたい企業なら銀行との駆け引きに試算表を利用する事が多いので、試算表の完成度の高さが銀行との交渉を優位に進めるカギと言っても過言ではありません。

年次業務

経理における年次業務は、「決算業務」です。

決算業務は会社の1年間の状況を株主総会に報告・提出するために必要であり、決算書は単に「12個の月次決算の集合体」という訳ではなく、法人税法や会社法などで作成が義務付けられている重要な書類です。

特に注意するべきはこちらの4点。

  1. 預金残高に間違いはないか
  2. 売上・仕入高は正しく行われているか
  3. 未処理の科目は無いか
  4. 経費計上は正しく行われているか

毎月の試算表作成時に確認しているはずですが、最終チェックする必要があります。決算書作成業務は間違いが許されない、経理業務の中で最も大切な仕事です。

【2024年】経理人材の転職市場における需要と将来性

ここで、最新の経理の市場動向について解説します。求人数や採用動向、応募条件などを確認しましょう。

経理の需要と将来性

ここからは、市場における経理の需要と将来性について解説します。

RPAやAIの進歩で経理の需要はなくなる?

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAI(人工知能)の台頭で、多くの職種で仕事が奪われ、需要がなくなるといわれています。経理も例外ではなく、将来的に需要がなくなるとの指摘があります。しかし、完全に需要がなくなることはないと考えられます。

なぜなら、経理には単純作業だけでなく、複雑な判断や分析が必要な業務も多くあるからです。

たとえば予算や資金計画の立案や管理、財務分析や経営判断の支援などです。これらの業務はRPAやAIでは代替できない人間の専門性や創造性が求められます。

また、経理は企業の財務状況を正確に把握し、信頼性の高い情報を提供する役割も担っています。そのため、RPAやAIが行った業務の監査や検証も必要です。

経理の需要はなくなるのではなく変化する

上記の理由により経理の需要はなくならないといえますが、その内容は変化していくでしょう。

単純作業はRPAやAIに任せることで、経理業務の効率化や品質向上を図るという流れになることが予想されます。一方、経理人材はより高度な業務や、経営陣とのコミュニケーションが必要な業務などに注力することが求められます。

将来も活躍できる市場価値の高い経理人材になるためには

将来にわたり活躍できる経理人材になるには、RPAやAIなどの技術革新に対応し、自分のスキルや知識を高めていくことが大切です。

RPAやAIを使いこなせる経理人材は、単純作業から解放され、より高度な分析や戦略的な判断を行うことができます。

また経理には環境の変化に対応できる柔軟性や、既存の枠組みにとらわれず新しいアイデアや解決策を考え出す創造性も大切です。たとえば新しいシステムやツールを導入したり、業務プロセスを改善したりすることで、効率化や品質向上を図ることができます。

求人は安定してある

経理はどの業界でも共通してある職種なので、求人も比較的安定してあります。一般的に年間を通して求人がありますが、特に決算期や税務申告期には会計業務が多忙になり人手不足やスキル不足を感じる企業が多くなるため、経理求人も増える傾向が見られます。

ただし経理の求人は欠員募集が中心なので、求人件数が多いわけではありません。また企業ごとに1人ないし2人の募集なので、応募枠がうまり募集がすぐに締め切られてしまう場合もあります。

即戦力採用が基本だから経験者有利

経理の仕事は専門性が高く、即戦力として活躍できる人材が求められています。

そのため経理の転職では経験者が有利な傾向にあります。特に、決算や税務などの業務に加えて予算管理や財務分析などの戦略的な業務にも携われる経験者は、多くの企業から求められています。

また海外に事業展開する企業の場合、国際会計基準や外国為替の知識を持つ経理担当者が必要とされています。

応募条件として実務経験3年以上+簿記を求められるケースが多い

経理求人を見ると、応募条件として実務経験は3年以上に設定しているケースが多いです。また簿記2級またはそれと同等の知識・スキルがあることを応募条件に掲げているケースもよくあります。

未経験で採用されるには

経理未経験から転職するのは難しい面がありますが、必ずしも転職できないわけではなく、未経験で転職を成功させる人もいます。

未経験で採用されるには年齢が若いうちにチャレンジすることが大切です。年齢が若いとポテンシャルを期待されて採用される場合があるため、経理に興味がある方ははやめに動きだしましょう。

また経験が少ない場合は、担当業務が細分化されている企業を狙うことも必要です。

少ない経験でもその業務にマッチすれば採用される可能性があります。ただし基本的には規模が大きい企業が対象となり、そもそもの採用基準が高いので、資格の取得や筆記試験対策などできるだけの準備が欠かせません。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
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パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。

経理の転職で注意すべきチェックポイント

ここからは経理が転職活動を進めるうえでの注意事項を解説します。

転職時期は繁忙期を避ける

経理は決算期を中心に繁忙期がある程度決まっているため、繁忙期を避けることが大切です。

繁忙期に転職すると現職の引き継ぎが十分にできない可能性が高く、今の職場に迷惑をかけてしまいます。繁忙期は業務量が多く、時間的に余裕がないため、引き継ぎ資料の作成や後任者への説明がおろそかになりがちです。これは、自分の評価や信頼を下げるだけでなく、後からトラブルの原因にもなります。

また転職先でも、新しい職場での仕事に対応しづらいというデメリットがあります。繁忙期は皆が忙しいため周囲からのサポートも期待できず、業務内容や社内ルールを覚えるのに時間がかかります。

先輩や上司とのコミュニケーションも取りづらく、孤立感やストレスを感じる可能性もあるでしょう。志望先の繁忙期を事前に確認し、計画的に転職活動を進めることが大切です。

大企業と中小企業の違いを理解する

大企業と中小企業の違いを理解したうえで、自分の適性や希望にあわせて転職先を選びましょう。

大企業では経理部門の規模が大きく、専門性が高い仕事を任されることが多くなります。一方、中小企業では経理部門の規模が小さく、幅広い業務を担当することが多いです。

また大企業では安定した給与や福利厚生、キャリアアップの機会がありますが、競争が激しく、高い結果を求められます。一方、中小企業では柔軟な働き方や自分の裁量で仕事を進められることがありますが、給与や福利厚生の面では大企業に見劣りしますし、キャリアパスが限られることがあります。

自身のスキルレベルと合わない企業には応募しない

応募先は、自分のスキルレベルにマッチしていることが重要です。レベルがあわないとそもそも採用されづらいというのもありますが、仮に転職できたとしても自分の能力に見合わない仕事をすることはストレスや不満を生み、キャリアアップの妨げにもなるからです。

たとえば高い専門性があるにもかかわらず簡単な帳簿処理しか任されない企業に転職した場合、やりがいや成長の機会を感じられません。

反対に、経理経験が少ないのに高度な財務分析や予算管理を求められる企業に転職した場合、仕事についていけずに失敗や責任を負う可能性が高まります。どちらの場合も、自分のスキルレベルと企業のニーズがマッチしていないため、経理としての価値を発揮できません。

条件だけでなく職場の雰囲気や文化もチェックする

転職した後の満足度は、給与や待遇などの条件面だけでなく、職場の雰囲気や文化にも大きく影響されます。

たとえば経理が自社の業績や予算について積極的に発言できるかどうか、経理部長や上司とのコミュニケーションが円滑かどうかなどは、仕事のやりがいや成果に直結します。

また経理部門の雰囲気がよく、経理部員同士の連携や協力が取れていれば仕事がやりやすく、精神的なストレスもためにくいでしょう。したがって、経理の転職では、条件だけでなく職場の雰囲気や文化もチェックすることをおすすめします。

応募先の会計ソフトや会計基準などを事前に確認しておく

応募先の会計ソフトや会計基準などを確認しておくことも重要です。たとえば会計ソフトは市販のものや自社開発のものなどさまざまな種類がありますが、操作方法や機能が異なるため、現職で使い慣れたものとは違う場合があります。

会計基準については国際会計基準(IFRS)や日本会計基準(J-GAAP)などがありますが、それぞれに適用されるルールや処理方法が異なるため知識や経験が必要です。

これらの点を事前に調べておくことで、転職後の仕事にスムーズに対応できるようになり、面接でも自分のスキルや適性をアピールできます。

応募先のワークライフバランスについても確認しておく

経理は繁忙期や決算期には残業が多くなりがちな職種ですが、それでも自分のライフスタイルに合った働き方ができるかどうかは、転職後の満足度に大きく影響します。

応募先のワークライフバランスを確認する方法としては、求人情報や企業HPで残業時間や休日出勤の状況、有給休暇の取得率などをチェックする方法があります。

面接時に直接担当者や現場の人に聞いてみるのもよいでしょう。働き方の風土や環境についても聞くとより参考になります。面接などで聞きづらい場合は転職エージェントを通じて情報を提供してもらうとよいでしょう。

エージェント名特徴
BEET-AGENT経理財務・管理部門特化の転職サイト。求職者と求人側を一人のエージェントが担当する両手型を採用。転職時に業務内容への理解や仕事の実態を細かく把握しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
ハイスタ会計士公認会計士・税理士など、士業を専門とした転職エージェント。経理財務・経営企画・CFO候補求人を多数扱っており、会計士資格を持った方だけではなく、経理財務のエキスパート人材の転職支援も行なっている。
MS-JAPAN経理をはじめとする管理部門や税理士などの士業に特化した転職エージェント。30年の実績と高い転職決定率。
リクルートエージェント業界最大級の求人件数があるため、経理も含めて幅広いタイプの求人の中から求職者に合った求人を紹介可能。
マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
ジャスネットキャリア1996年に創業した古い転職エージェントで、その太いパイプにより外資系企業や上場企業などたくさんの求人案件を保有
SYNCA(WARCエージェント)管理部門特化型の転職サイトです。企業に直接応募する求人とキャリアアドバイザーのサポートを受けて応募する求人がある。
経理エージェント経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富なエージェントが在籍。
JACリクルートメントハイキャリア層向けの転職エージェント。将来的に外資系企業での経理を目指す方にはおすすめ。
Hupro(ヒュープロ)士業・管理部門特化型の転職エージェントです。スピード内定が売りのエージェントなので、できるだけ早期に転職を決めたい方に向いています。
経理転職ナビ常に鮮度の高い情報を探せるため、どんな求人があるのか知りたい方は利用してみましょう。
BEET-DIRECT経理・管理部門特化のスカウトサイト。ハイクラス求人が多く、ヘッドハンターからスカウトが届く。
type転職エージェント転職アドバイスで高い評価を得ている総合型の転職エージェントです。25年以上にもわたり人材業界で実績を積んできたエージェントなので転職ノウハウが豊富。
AMBI若手ハイキャリアに特化したスカウト型転職サイトです。一般企業以外にも中央省庁やスポーツ団体、成長著しいベンチャー企業など若手人材の目を引く多彩な求人。
doda大手総合型の転職サイトです。転職サポートを受けながら応募することも、スカウトを待って自分で応募することもできます。
パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。

経理の転職でよくある質問

ここからは、経理の転職に関するよくある質問に対して回答していきます。

未経験から経理への転職は何歳まで可能ですか

どのような企業で経理職を希望するかによりますが、年齢の制限は基本的にありません。ただし40代を超えるとマネジメント経験が求められることがあります。

求人数は景気に左右されますので、転職エージェント数社に登録して状況を確認することをおすすめします。

何社くらいに登録したらいいですか

転職エージェントは1社だと情報が偏ってしまいます。かといって多すぎると管理ができなくなるので良くありません。初めのうちは「大手2社と特化型1社」など、気になるエージェントに3社ほど登録してみることをおすすめします。

転職エージェントから連絡が来なくなりました。どうすればいいですか

その場合は案内できる求人が無くなった可能性があります。念の為エージェントに連絡を取ってみて、良い返事が無ければ次の転職エージェントに登録しましょう。

登録すると大企業の経理職の紹介を受けました。未経験の私でも大丈夫でしょうか

転職エージェントでよくあるのが大企業の求人を見せて求職者からの連絡を待つことです。実際にやり取りしてみると「あれはあくまでサンプルです」と言って違う求人を紹介される場合もあります。

とはいえエージェントはあなたの素質やポテンシャルを見て、それに合致する求人を持ってきています。臆せずに受けてみましょう。

必ず書類選考は通りますか?

転職エージェントは、あなたの経歴や資格などを見て求人を斡旋します。求人を紹介してもらったからといって必ず書類選考を通過して面接にたどり着けるとは限りません。

実際に採用するのは企業であり、書類選考通過を保証するものではありません。

一般事務に向いていないので経理職に転職したいです。大丈夫ですか

経理の仕事内容はほぼデスクワークです。もしデスクワークが辛くて「一般事務に向いていない」とのことでしたら、経理は難しいかもしれません。無理に経理にこだわらず別の職種も視野に入れてみましょう。

経理が転職を成功させるための6つのポイント

未経験から経理職に転職するための最短の近道は転職エージェントに登録することです。転職エージェントなら担当と相談した上で方向性を決定して二人三脚で転職活動をすすめることができます。

業界と企業を希望する理由を明確にする

転職活動では、自分がなぜその業界や企業に興味があるのか、どのような価値を提供できるのかを具体的に伝えることが求められます。

希望する理由を明確にすることで、志望度や適性をアピールできます。また、自分の希望を整理し、それに合った業界や企業を選ぶことで、転職先でのパフォーマンスやキャリアアップの可能性が高まります。

スキルや経験を具体的に伝える

転職活動では、保有スキルや経験を具体的な事例や成果とともに示すことが大切です。

これにより企業側は応募者が自社で働く姿をイメージしやすく、効果的なアピールにつながります。たとえばどんな報告書や分析資料を作成したのか、どのような問題に対処したか、どのような改善策を提案したかなど具体的な内容を伝えましょう。

自分の強みや付加価値、弱みや改善点を整理する

自分の強みや付加価値、弱みや改善点を整理することも欠かせません。

強みや付加価値とはどのようなスキルや経験があるか、これまでにどのような成果や貢献をしてきたかといったことです。これらは、応募先に対して自分の価値をアピールする材料となります。

弱みや改善点とは、自身が業務を遂行するにあたりどのような課題があるか、課題を改善するためにどのようなスキルや知識を身につけるつもりなのかといったことです。これらは、応募先に対して自分の成長意欲や向上心を示す材料となります。

応募先のビジョンや方針に共感できるかを見極める

経理は会社の財務状況や経営戦略に関わる部門なので、自分の価値観やキャリアプランと合致する企業を選ぶ必要があります。

ビジョンや方針を確認するには、企業HPで会社の理念や目標などをチェックする、面談で質問するといった方法が有効です。そのうえで応募先のビジョンや方針に共感できるかを見極めることで、自分に合った企業への転職を実現できます。

スキルや経験不足なら資格の取得を検討する

スキルや経験が不足していると感じる場合は、資格の取得を検討しましょう。資格は経理の専門知識や実務能力を証明するものであり、転職市場での競争力を高めることができます。

また、資格を取得する過程で経理の最新の動向や知識を学ぶことができ、自分のスキルをアップデートすることにもつながります。

転職エージェントに相談・フル活用

応募先への効果的なアピール方法や自己分析のやり方などは転職エージェントからアドバイスを受けられます。転職支援のプロからのアドバイスを受けることで、自分ひとりで活動を進めるよりも採用担当者の心に刺さるアピールにつながります。

まとめ

企業が経理に求める水準は高く、経理の転職は経験者であっても簡単ではありません。

求人は安定してあるものの数が多いとはいえないため、求人を見つけるだけでも苦労する場合があります。そのため経理の転職では転職エージェントのサポートを受けながら活動を進めるようにしましょう。

エージェント名特徴
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マイナビエージェント若手人材に強いため20代~30代前半の経理人材におすすめ。
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経理エージェント経理専門の転職サポートを10年以上、人材業界で通算15年以上の実務経験を積んだ経験豊富なエージェントが在籍。
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パソナキャリア20代~30代に強い転職エージェントです。他社にはない強いマッチング力によって「オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 3年連続第1位」を獲得。
REXアドバイザーズ公認会計士と税理士、経理の転職に強い転職エージェントです。REXアドバイザーズがもっとも得意とするのはマネージャーや将来の幹部候補などハイポジションの人材に対するサポート。
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上場支援、CGコードの体制構築などに長けた、専門性の高い「弁護士」を社外取締役候補としてご紹介。事業成長とガバナンス確保両立に、弁護士を起用したい企業様を支援している。

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