「これは、本当にやりたかった仕事か?」記帳代行の日々を変えたい税理士のキャリア面談レポート

キャリア面談レポート

更新日:2025.09.08

公開日:

税理士法人でのルーティンワーク。「記帳代行や申告書作成も大事な仕事だけれど、本当にこのままでいいのだろうか」「もっとクライアントの成長に深く貢献できる仕事がしたい」。そんな思いと現実のギャップに悩んでいませんか?

資格を活かし、より付加価値の高いコンサルティング業務へ挑戦したい。そう考えたとき、「これまでの経験はどう評価されるのか」「自分のキャリアプランに合った企業が見つかるのか」といった新たな不安も生まれます。

この記事では、税理士法人での実務経験を活かし、次のキャリアを模索する一人の求職者が、税務・会計業界専門のキャリアアドバイザーとの面談に臨む様子をレポートします。

対話を通じて、漠然としていた想いが「未来に繋がるキャリア戦略」へと変わっていくリアルな過程を、ぜひご覧ください。

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税務からコンサルへ──業界専門エージェントとのキャリア相談、リアルレポート

今回キャリア面談を受けるのは、下記の方です。

今回の相談者

項目 内容
名前 Rさん
経歴 税理士法人にて約2年7ヶ月、税務・会計実務を幅広く経験
前職の業務 記帳代行、決算書・申告書作成が中心の内勤業務
希望 クライアントの成長に深く寄り添うコンサルティング業務に挑戦したい。将来は地元への貢献も視野に入れている

 

面談スタート – 漠然とした想いを胸に

Rさん談

「初めての転職活動で、何から話せばいいか少し不安でした。でも、将来やりたいことへの想いは強く持っていました。」

面談は、キャリアアドバイザー花田さんの丁寧な自己紹介から始まりました。花田さんは、税理士・会計士を専門に、月に20〜30名もの転職をサポートする経験豊富なアドバイザーです 。

【担当キャリアアドバイザー:花田 克仁さん】

花田さんの写真

税理士・会計士といった会計プロフェッショナルのキャリア支援を専門とする。

業界の動向や各企業のカルチャーを深く理解しており、求職者のスキルや志向性だけでなく、将来のビジョンまで見据えた最適なマッチングを実現することを得意とする。

月に20〜30名の求職者と面談を行うが、一人ひとりに熱意を惜しみなく注ぐ経験豊富なアドバイザー。

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花田さん(CA)「本日はありがとうございます。R様のご希望に沿うような求人が出せればなと思いますので、気軽に色々お話を聞かせてください。」

Rさん「はい、よろしくお願いします。9月末で退職し、これから本格的に活動を進めたいと思っています。」

和やかな雰囲気の中、花田さんはまず、Rさんがこれまでのキャリアで感じてきたことに、丁寧に耳を傾けていきます。

「想い」の棚卸し – なぜ今、転職なのか

Rさん談

「自分の中でモヤモヤしていた転職理由が、プロに話すことで整理され、確信に変わっていくのを感じました。」

花田さんは、Rさんが前職を退職した理由から、その想いの核心に迫ります。

花田さん(CA)「今回の転職の理由にもなるかと思いますが、事務所を退職した理由を伺ってもよろしいですか?」

Rさん「以前から企業の成長に密接に寄り添いたいという思いがあって事務所に入ったのですが、実際の業務は記帳代行や税金計算のための資料作成が中心でした 。『本当にやりたかったことはこれなのかな……』という気持ちが積み重なっていったんです 。お客様の大切な財務資料を見せていただいているからこそ、もっと成長の力になれるようなサポートがしたい、という気持ちが強くなりました。」

花田さん(CA)「なるほど。企業の現状を見るだけでなく、財務面も見ながら『どう改善すればこうなりますよ』といった、コンサルチックなことをやっていきたい、というイメージ感ですかね?」

Rさん「はい、まさにその通りです。」

「税務のプロ」から「経営のパートナー」へ。花田さんとの対話を通じて、Rさんのキャリアチェンジへの想いが、より明確な言葉になっていきます。

希望の明確化と、プロだけが知る「リアルな情報」

Rさん談

「自分で調べて名前を知っていた企業のことを話したら、想像以上に詳しい内情を教えてくれて驚きました。これぞプロの情報網だな、と。」

転職の軸が定まったところで、話は具体的な企業選びへ。Rさんは、自身で情報収集する中で気になっている企業名を挙げます。

Rさん「自分の中でいいなと思っているのは、◯◯さんや、××さんのような、ハンズオンで現場に寄り添って支援していける企業です。」

花田さん(CA)「その2社、どちらも私が担当していますよ。例えば××さんは、本当にクライアントのことを考えていて、企業に『常駐』して中から問題解決にあたるスタイルが特徴的です。独立支援も手厚くて、一時休職扱いで独立にチャレンジさせてくれて、もしうまくいかなかったら『また戻っておいで』という面白い制度もあるんですよ。」

Rさん「すごい、優しいですね!」

花田さん(CA)「◯◯さんも、若い方が多くて活気がありますね。パートナーの方は監査法人出身で非常に熱量が高く、『どうすればクライアントと共に良くなっていけるか』を常に考えている方です 。この人と仕事したら面白そうだな、と思える方ですよ。」

ネットの情報だけでは決して得られない、担当者との深い関係性があるからこそ語れるリアルな情報。具体的な社風や働き方が見えてきたことで、Rさんの企業選びの解像度は一気に高まります。

キャリアの未来予想図 – 長期的なビジョンとの接続

Rさん談

「遠い夢だと思っていた将来の目標と、今回の転職活動が一直線に繋がりました。目の前の活動に、より一層身が入ります。」

花田さんの質問は、目先の転職だけでなく、Rさんの「将来のビジョン」にまで及びます。

花田さん(CA)「今後、Rさんがどうなっていきたいか、といった将来のビジョンは何かお持ちですか?」

Rさん「実は、出身が青森県でして、将来的には地元に貢献したい、地方創生に関わりたいという強い思いがあります。そのためにも、まずは企業の成長支援や経営課題解決の経験を積み、力をつけたいと考えています。」

花田さん(CA)「素晴らしいですね!それであれば、やはりコンサル系の企業で、企業が抱える問題や不安を解決していく経験は、将来に直結しますね。青森で独立された際、コンサルで培った多くの事例経験が必ず活きてきます。今回の転職は、キャリアの先にしっかり繋がっていると思いますよ。」

ただ求人を紹介するだけでなく、求職者の人生という長期的な視点でキャリアを捉え、その一歩を力強く後押ししてくれる。専門アドバイザーの真価が発揮された瞬間でした。

成功へのロードマップ – 不安を解消し、次の一歩へ

Rさん談

「転職活動のブランク期間など、少し気にしていた不安も解消されました。具体的な次のステップが明確になり、安心して進めそうです。」

最後に、今後の具体的な進め方と、Rさんが抱える細かな不安を解消していきます。

Rさん「退職してから少し期間が空いてしまうのが、見栄えとして良くないかと少し心配で…。」

花田さん(CA)「税理士試験の勉強をされていたという明確な理由がありますし、コンサル系の企業であれば、そこまで気にされないことが多いですよ。全く問題ありません。」

的確なアドバイスで不安を払拭し、書類の添削や今後の連絡方法(LINEのQRコードを提示 )まで具体的に設定。転職のプロの手腕が光り、わずか30分ほどの面談で、Rさんの転職活動は確かな羅針盤を得て本格的にスタートしました。


面談を終えて – 専門家と話す価値

今回の面談は、業界を熟知したプロと対話することの価値を改めて浮き彫りにしました。

  • 想いの言語化
    プロからの的確な質問によって、自分の中の漠然とした想いが、キャリアの「軸」として明確になる。
  • 情報格差の解消
    個人では得られない、企業のリアルな文化や働く人の顔まで見える情報を提供してくれる。
  • キャリアの点と点を繋げる
    目先の転職だけでなく、長期的な人生の目標から逆算したキャリアプランを共に描いてくれる。

もしあなたがRさんと同じように、現在の仕事に疑問を感じ、キャリアの次のステップに悩んでいるなら、一度、専門のキャリアアドバイザーにその想いを話してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの未来を拓く、大きな一歩になるはずです。

 

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ハイスタ税理士

一般事業会社の経理・財務・CFO候補に加え、監査法人・会計事務所への転職支援サービスも充実。転職成功事例や充実したサポート体制をお約束します。

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